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平成27年度あいち理数教育推進事業「知の探究講座:ロボットの動作原理を学ぶ」が始まりました。

カテゴリ:高校生向け講座|掲載日:2015年08月07日

 「知の探究講座」は,自然科学や情報科学など特定分野に興味・関心と優れた資質をもつ愛知県内の高校生に,先進的な理数教育を受ける機会を与え,科学技術創造立国を目指す我が国を支える優れた人材を育成することを目的とした事業で,愛知県教育委員会と連携し,県内の6大学において高校生を受け入れて実施するものです。

  豊橋技術科学大学では,昨年度まで8年間継続して実施してきた「次世代ロボット創出プロジェクト」に代わり,今年度から「ロボットの動作原理を学ぶ」と題して講座を実施しています。

人間・ロボット共生リサーチセンターの教員及び学生が講師となり,さまざまなロボット技術について,実際に見たり,触れたり,あるいは作ってみながらロボットの動作原理について学ぶ内容となっており,7月30日(木)から11月 7日(土)までに全8日間行われます。

 最初の4日間(7月30日(木),31日(金),8月3日(月)~4日(火))は,機械工学系 人間・ロボット共生リサーチセンター内山直樹 教授と研究室の学生が講師となり講座が進められています。
 最初に構造学の基礎を学んだ後,、LEGOブロックを使って車を作成し,その車にプログラミングして荷物を持たせ走らせることで,ロボットのハードウェアとソフトウェアについて学びました。

また,4日間の課題として,車を走らせるコースが指定され,そのコース内の一定の場所で荷物を持ち,ゴールで降ろす動作をいかに早い時間で,重い荷物が持てるか競技を行いました。

受講生達は,車に重い荷物を持たせると早く走らせることができない,スピードを上げすぎるとコースを脱線してしまうなど試行錯誤を行いながら,自分たちで作成した車やプログラミングの改良を繰り返していました。

参加している高校生14名は、大学でのレベルの高い講座内容に期待と不安を抱きながら,真剣に取り組んでいます。

9月からの第2期では,人間・ロボット共生リサーチセンターの教授陣による,本学の最先端ロボットについて,実際に触れながら学ぶことが出来る講座が予定されています。

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機構学についての講義を受けています

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LEGOブロックで車を作成しています

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車を走らせるためのプログラミングを行っています

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指定されたコースを走らせる競技の様子です

■講座の日程
日程講座内容・講師
7月30日(木)

「ロボットの基礎」
 機械工学系,人間・ロボット共生リサーチセンター

 内山 直樹 教授,阪口 龍彦 助教

 豊田高専:佐野 滋則 准教授

7月31日(金)

「ロボットの設計」
 機械工学系,人間・ロボット共生リサーチセンター

 内山 直樹 教授,阪口 龍彦 助教

 豊田高専:佐野 滋則 准教授

8月3日(月)

「ロボットの製作」
 機械工学系,人間・ロボット共生リサーチセンター

 内山 直樹 教授,阪口 龍彦 助教

 豊田高専:佐野 滋則 准教授

8月4日(火)

「ロボットコンテスト」
 機械工学系,人間・ロボット共生リサーチセンター

 内山 直樹 教授,阪口 龍彦 助教

 豊田高専:佐野 滋則 准教授

9月19日(土)

「ロボットとのインタラクションやコミュニケーションについて学ぶ」
 情報・知能工学系,人間・ロボット共生リサーチセンター

 岡田 美智男 教授

9月26日(土)

「ロボットの眼について学ぶ」
 情報・知能工学系,人間・ロボット共生リサーチセンター

 三浦 純 教授

10月24日(土)

「人に優しいロボットの動き」
 情報・知能工学系,人間・ロボット共生リサーチセンター

 三好 孝典 准教授

11月7日(土)

「講座別発表会」
 機械工学系,人間・ロボット共生リサーチセンター

 内山 直樹 教授,阪口 龍彦 助教