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平成24年度一般公開講座(第6回)を開催しました。

カテゴリ:公開講座・シンポジウム|掲載日:2012年12月25日

 豊橋技術科学大学では、12月21日(金)、平成24年度一般公開講座「シミュレーションで新しい世界を見、そして、予測する」の第6回目(最終回)を開催しました。今回は、建築・都市システム学系 教授の廣畠康裕先生から「都市交通のシミュレーション」についての講義が行われました。

 道路網計画や道路施設計画の評価、交通制御・交通規制等の交通管理策の評価、大規模都市開発が道路交通に及ぼす影響の評価、交通安全対策の評価等においては、計画や対策等の実施に伴う交通需要量や交通流状態の変化の的確な予測が必要であり、そのために多様なシミュレーションモデルが用いられています。本講座では、このような交通計画・交通工学分野のシミュレーションモデルについて、モデルの分類、適用事例、モデルの作成方法・適用方法、シミュレーション実行結果の解釈・提示方法等について解説いただくとともに、今後の研究課題等を説明いただきました。

 当日は38名の方に参加いただき、会場からは「東名高速道路の岡崎付近が臨時的に三車線化されていることについて、渋滞緩和等への効果はどの程度か?」等の具体的な質問もいただきました。

 講義終了後には、社会連携推進本部 本部長補佐の岩佐精二教授から閉講挨拶が行われ、全6回に渡り多くの皆様にご参加いただいたことに対し、感謝の辞が述べられました。

 なお、今年度一般公開講座へ4回以上ご参加いただいた受講者の方へは、修了証書が授与されました。

 今年度の一般公開講座全体については、アンケート結果では「“シミュレーション”というテーマが良かった。」等、おおむね好意的なご意見をいただいている一方で、「一般向けであっても、もっと高度な講義内容を希望する。」といったご意見もいただいています。本学ではより多くの方にご参加いただき、受講者の方にご満足いただけるよう、来年度に向けて企画を検討していきます。