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豊橋産官学連携推進フォーラム2019を開催しました

カテゴリ:公開講座・シンポジウム|掲載日:2019年11月08日

10月25日に、豊橋産官学連携推進会議主催の豊橋産官学連携推進フォーラム2019「大学とまちづくり」が、穂の国とよはし芸術劇場プラットで開催されました。

豊橋産官学連携推進会議は、豊橋市及び豊橋市内高等教育機関(本学、愛知大学、愛知大学短期大学部、豊橋創造大学、豊橋創造大学短期大学部)により、地域のまちづくりなどを目的として2018年に設置されました。

今回のフォーラムは、同会議が今後多様な分野での協力していくためのキックオフイベントとして「食・農・健康」をテーマとして開催され、約200人が聴講しました。

佐原豊橋市長の開会挨拶の後、第1部では、瀬田史彦氏(東京大学大学院 工学系研究科 都市工学専攻 准教授)による「地域協働による産官学連携の新時代~日本の大学が果たす社会貢献の多様な形~」をテーマとする基調講演があり、大学や企業が地域自治体・市民と連携し社会還元(地域活性化)をするためには、「創造的な活動」により地域の魅力を向上させるイノベーションを生み出すことが重要であるとのお話とともに、日本とドイツにおける産官学連携における最先端のまちづくりの事例が紹介されました。

続く第2部では、「食」「農」「健康」をテーマに各大学の取組発表が以下の内容で行われました。
「最先端工学がつなぐスマート農業と豊かな食」
 髙山 弘太郎氏(本学 エレクトロニクス先端融合研究所 教授)
「地域政策学部食農環境コースの目指すところと学生の学び」
 功刀 由紀子氏(愛知大学 地域政策学部 教授)
「地域の健康を支える大学-人々の健康を支える地域づくりとその課題-」
 後藤 勝正氏(豊橋創造大学 大学院健康科学研究科 研究科長・教授)

第3部では、上記講演をふまえ、「大学は地域のために何ができるか。地域は大学に何を期待するのか。」をテーマにパネルディスカッションが行われました。
 ・モデレーター   篠原 稔和 氏(ソシオメディア株式会社 代表取締役)
 ・パネラー     各大学取組発表者
 ・コメンテーター  佐原 光一氏(豊橋市長)、神野 吾郎氏(豊橋商工会議所会頭)、
           大西 隆氏(本学学長)、川井 伸一氏(愛知大学長)、
           伊藤 晴康氏(豊橋創造大学長)

愛知大学の川合学長は「連携の在り方を考える場を設けること自体が貴重。今後、食・農・健康をテーマにした連携をどう具現化するかが重要」、豊橋創造大学の伊藤学長は「連携することでさらに可能性が広がるということを改めて感じた」、大西学長は「大学は研究や教育の他に様々な分野で社会と向き合う姿勢が求められ、成果を社会に還元する役割もある」、佐原市長は「地域の成長のため、大学や企業に地域に溶け込んでもらい、もっと地域を盛り上げたい」、豊橋商工会議所の神野会頭は「産官学連携による新しい化学反応、価値の創造が大事で、地域を支える人づくりにつなげたい」とそれぞれコメントしました。

今回のフォーラムでは「食」「農」「健康」に焦点をあて「魅力的なまちづくり」のヒントを探りましたが、今後も様々な分野で産官学連携をいっそう推進し、地域に貢献できるよう努めてまいります。

◆関連記事  「豊橋産官学連携推進フォーラム2019 開催のお知らせ」


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