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カテゴリ:公開講座・シンポジウム|掲載日:2014年12月09日
豊橋技術科学大学では、11月7日(金),11月28日(金),12月5日(金)の3日にわたり,「ビークルシティの未来」をメインテーマとして,一般公開講座を開催しました。
第一回の開催に先立ち,社会連携推進本部 本部長補佐の渋澤博幸准教授からの挨拶の後,環境・生命工学系 後藤尚弘先生准教授による「電動二輪車に乗ってみますか?-普及に向けた環境心理学研究-」と題して,講義が行われました。
講義では,
環境を守りたいという意識を持っている人は多いですが,実際に環境によい活動をしている人はそれほど多くないことが説明され,
このギャップを埋めるための研究が盛んに行われており,その一例として,電動アシストつき自転車や電動バイクなどの「電動二輪車」を取り上げ,このギャップについて考えました。
第一回公開講座の様子
第二回は,建築・都市システム学系 宮田譲教授と渋澤博幸准教授の二人が,「未来ビークル導入の環境・経済的影響評価」と題して,講義が行われました。
講義では,始めに宮田教授が,豊橋市を対象地域として,豊橋市において電気自動車が普及した場合に,豊橋市の経済や環境にどのような影響があるかをシミュレーションした結果を,分かりやすく解説しました。
次に,渋澤准教授が,長距離旅客輸送においてガソリン車利用からフェリー利用への転換について,豊橋港からフェリーが出た場合など,身近な例を仮定として取り上げ,講義をしました。
(渋澤先生の講義風景は,担当が講義に傾聴してしまい,撮り忘れてしまいました。)
第二回公開講座の様子
最終回となる,第三回では,建築・都市システム学系 廣畠康裕教授が,「未来ビークルシティと交通システム」と題して,講義が行われました。
講義では,現在の都市交通はマイカーに過度に依存する体系となっていますが,超高齢社会を迎え,そのような状況からの脱却が求められていること。
その上で,交通計画学の立場から高齢社会における地域交通のあり方を考えるとともに,地域公共交通の状況や関連施策に対する住民アンケートの結果の分析等について,豊橋市を例に挙げるなどして,説明がありました。
第三回公開講座の様子
全3回とも多くの受講者の方にお集まりいただき,最後に設けていた質疑応答の時間も足りなくなってしまうほど,積極的に質問がなされているなど,大盛況でした。
来年度も,受講者の方にご協力いただいたアンケートをもとに,より皆様に楽しんでいただける公開講座を開催したいと思っておりますので,是非ご参加いただければと思います。
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