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平成24年度一般公開講座(第3回)を開催しました。

カテゴリ:公開講座・シンポジウム|掲載日:2012年12月03日

 豊橋技術科学大学では、11月22日(木)、平成24年度一般公開講座「シミュレーションで新しい世界を見、そして、予測する」の第3回目を開催しました。今回は、安全安心地域共創リサーチセンター長/建築・都市システム学系 教授の山田聖志先生から「構造物の静的・動的非線形シミュレーション」についての講義が行われました。

 構造物の「崩壊」現象には、幾何学的不安定を因子とする「座屈現象」、材料学的不安定に起因する「塑性降伏現象(塑性加工プロセス)」、応力集中を因子とする「亀裂・破壊現象」などがありますが、今回の講座では、構造・構造要素の崩壊の代表的な形態である「座屈現象」に焦点をあて、中でも最も座屈現象が複雑で、解くのが長い間困難とされてきた曲面構造を対象とした非線形シミュレーションについて、講師らの一連の成果を紹介しながら講義が行われました。

(※非線形シミュレーション:今見えている現状の状態だけからの情報では絶対に模擬できない現象を、実験などの分析を通して、普段は隠れて認識できない潜在的要因を特定ないし予測して、精密な数理モデルとして組み込こむことで計算模擬すること。)

 当日は42名の方に参加いただき、アンケート結果では、「難しい問題をできるだけ工夫してやさしく説明していただけて非常に良かった。」、「模型を見せながらの説明が良かった。」等のご意見をいただきました。

 なお、次回は12月7日(金)に第4回目「生命情報を活用した創薬のための分子シミュレーション」を開催します。引き続き受講申込を受付中ですので、お気軽にご参加ください。

※第6回までの講座の詳細は、一般公開講座チラシ(PDF、583KB)をご参照ください。
 (ご希望の1回のみの申込みも可能です。)