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平成24年度一般公開講座(第5回)を開催しました。
カテゴリ:公開講座・シンポジウム|掲載日:2012年12月18日
豊橋技術科学大学では、12月14日(金)、平成24年度一般公開講座「シミュレーションで新しい世界を見、そして、予測する」の第5回目を開催しました。今回は、情報・知能工学系 教授の石田好輝先生から「人工知能技術による減災シミュレーション -避難シミュレーションを例に-」についての講義が行われました。
自然災害に対しては、それを防ぐ防災だけでなく、それが起こったときに的確な情報収集に基づく迅速な対処により被害を最小にとどめる減災も重要で、ICT(情報通信技術)による減災の研究が盛んに行われています。今回の講座では,特にコンピュータを使った人工知能技術による減災シミュレーションについて解説していただきました。
仮想避難訓練を可能とする避難行動シミュレーションの例では、避難する人の流れが時間の経過とともにコンピュータ上の詳細な地図上に表示され、避難経路上で混雑する箇所を見つけて対策方法を検討する等に活用できるものと感じられました。
また、講座では日本に伝わる諺(ことわざ)を引用しながら話が進められました。
当日は42名の方に参加いただき、会場からは「シミュレーション結果を、実際に地域に提供して役立てている具体的事例はあるか?」等の質問もいただきました。
なお、次回は12月21日(金)に第6回目(最終回)「都市交通のシミュレーション」を開催します。引き続き受講申込を受付中ですので、お気軽にご参加ください。
全6回の講座の詳細は、一般公開講座チラシ(PDF、583KB)をご参照ください。
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