知立東高校の生徒が「最新型太陽電池パネル」で実験
(原子力・エネルギーに関する教育支援事業)

 8月29日に電気・電子情報工学系の滝川浩史教授と田上英人助教は愛知県立知立東高校の生徒10名を迎え、「再生可能なエネルギー利用」についての模擬授業と「最新型太陽電池パネル」を用いた実験を行いました。

 文部科学省「原子力・エネルギーに関する教育支援事業」の一環として行われたもので、午前中の模擬授業では、滝川教授が生徒に対し、エネルギーの現状や課題、自然エネルギーの代表である太陽光発電技術などについて概要を説明しました。

 午後の実験では、自然エネルギー実験棟の屋上で、実際の太陽電池パネルを用いて、太陽電池の利用を理解する実験を行いました。発電効率などを比較するため、いろいろな種類の太陽電池を用い、その一つとして、最新型のCIS(銅-インジウム-セレン)系化合物薄膜太陽電池(ソーラーフロンティア社製、出力90 W)パネルを用いました。これは昭和シェルグループの株式会社清川商店(豊川市)から、「最新の太陽電池に触れる教育研究に利用してほしい」ということで、今年5月に滝川研究室に寄贈されたものです。

 実験では、太陽電池パネルの設置角度や方位を変えたり、パネルの一部を覆って影を模擬し、影のつき方によって出力がどのように変化するかなどを計測しました。生徒らは、その結果から、太陽電池パネルはどの角度、どの方位に配置すべきか、太陽電池の種類によって影の影響に差が出ることなどを学びました。

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このページは、社会連携推進センター 管理者が2012年8月31日 21:22に書いた記事です。

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