2018年11月アーカイブ

 11月14日に辛島一樹助教が愛知県立岡崎工業高校を訪れ,土木科1年生を対象に「都市計画と防災」と題してSTEM講演会を行いました。辛島助教は,講義の中で,日本の都市地域が抱える課題に対して,具体的な事例に基づき解説を行いました。自身の研究成果についても説明されました。

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 講義に参加した生徒の皆さんからは,「わかりやすく説明していただけたのでよく理解できた」,「大学でどのような研究が行われているのか理解できた」 聴講した教員からは,「アカデミックな内容で大変勉強になりました」,「豊橋技術科学大学の関係者の皆様に深く感謝申し上げます」との感想をいただきました。

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 来年1月15日には岡崎工業高校の電気科2年生の生徒40名が本学を訪れ,STEM見学ツアーを実施する予定です。また、2月13日には岡崎市立岩津小学校において環境・生命工学系松本明彦教授の指導を受けた岡崎工業高校の教員と生徒によるサイエンスショー(小学校4年生全対象)を行う予定です。さらに,2月15日に岡崎工業高校で開催されるSTEM成果発表会に松本明彦教授が参加し,2年間のSTEM連携活動の成果発表を行い,愛知県内の高等学校教員に向けて発信する予定です。

本学は,愛知県教育委員会主催の「あいちSTEM能力育成事業 知の探究講座」に,毎年協力しています。

今年度は「ロボットの動作原理を学ぶ」と題して講座を実施し,今年度も全8回の日程を無事に終えることができました。

9月からの第Ⅱ期では,人間・ロボット共生リサーチセンターの教員による,本学の最先端ロボットについて,実際に触れながら学ぶ講座を実施しました。

夏休みの第Ⅰ期については,下記の記事をご覧ください。

◆ 平成30年度 あいちSTEM能力育成事業「知の探究講座」が始まりました
◆ 平成30年度 あいちSTEM能力育成事業「知の探究講座」第Ⅰ期ロボットコンテストを行いました


以下は,第Ⅱ期の講座の様子です。

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第6回(9/29):「人に優しいロボットの動き」
(講師:機械工学系 / 人間・ロボット共生リサーチセンター 三好孝典 准教授)

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第7回(10/27):「ロボットとのインタラクションやコミュニケーションについて学ぶ」
(講師:情報・知能工学系 / 人間・ロボット共生リサーチセンター 岡田 美智男 教授)

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第8回(11/17):「講座別発表会」
(講師:機械工学系 / 人間・ロボット共生リサーチセンター
    佐野 滋則 准教授,阪口 龍彦 助教)

  

講座別発表会で優秀な発表を行った生徒さんには,来年1月12日(土)に名古屋で開催される6大学合同発表会で発表いただく予定です。

愛知県立豊丘高校にて機械工学系 田崎良佑助教が講演しました。

10月24日(水)に、機械工学系 田崎 良佑 助教が愛知県立豊丘高校にて出前講義を行いました。

これは,豊丘高校が1・2年生を対象に行った授業の一環で,様々な大学から招かれた講師による16講義の中から自分の興味関心に合わせた講座を体験し,自らの進路実現に活かす授業です。

田崎助教の「ロボットの動きのデザイン~液体を揺らさず運ぶ~」をテーマとした講義を聴講した学生からは

「水が揺れないように運ぶ機械はとてもおもしろかった。」
「専門的なことをたくさん学べる場所が大学なんだという実感を持った。」
「ロボットが水を揺らさずに動いていてた。同じようなことが身の回りにたくさんあると先生が言っていたので探してみたい。」
「自分で考えながら授業に参加することができたのでとても楽しかった。ロボットにはそんなに興味はなかったけど、授業を受けて興味が湧いた。」
「水や振り子を止める実験を見てとても楽しかった。どうやっているのか興味を持った。」
「ロボットにはいろいろな動きが組み込ませて動かしていることがわかった。その一つ一つに考えられた動きがあり、それが複雑な運動を可能にしているんだろうなと思った。」
「プログラミングで水の動きを抑えることができるということが印象に残った。」

と感想があり,学習意欲の向上に繋がったことと思います。

このような高大連携事業を通じて,高校生の理系への関心がより高まればと思います。

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9月27日(木),28日(金)の2日間,本学で実施された「平成30年度TUT Jr.技術科学教育プロジェクト」(時習館SSH「SS技術科学」)の成果発表会が,11月13日(火)に愛知県立時習館高校で行われました。

本学からは,三好孝典 准教授(機械工学系),田村昌也 准教授(電気・電子工学系),水嶋生智 教授(環境・生命工学系)の3名が,発表会の座長として参加しました。
今回の成果発表会では2日間の実験・実習講座で学んだことをプレゼンテーション資料としてまとめ,3会場に分かれて,班ごとに発表が行われました。

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Aグループ:視聴覚室 (座長:三好 准教授)


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Bグループ:自学自習室 (座長:田村 准教授)


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Cグループ:多目的室 (座長:水嶋 教授)

発表では,各グループとも写真やグラフ・図などを用いて工夫され,実験・実習を通して理解できたことがよくまとめられていました。
また,発表後は質疑応答も活発に行われ,他グループの発表内容についても理解しようとする真剣な様子がうかがえました。

全ての班の発表終了後には各座長から総評が述べられ,A~Cそれぞれのグループから優秀班が選ばれました。
この3班は,来月時習館高校で開催される「優秀班発表会」にて,学年全体の前で発表を行います。

本学では今後も,地域の高等学校等と連携して,未来の技術者育成につなげるため,大学の最先端の研究を広く紹介・体験できる実験・実習講座を開催していきます。

 平成30年11月1日(木)、愛知県立三好高校にて情報・知能工学系 秋葉准教授と建築・都市システム学系 杉木准教授が出張講義を行いました。

これは三好高校の総合的な学習の時間として第1学年280名を対象に行い、様々な大学から講師を招き生徒が自分の興味のある講座を選択し進路決定に活かす授業です。

秋葉先生には機械翻訳のしくみについて、杉木先生には都市シミュレーションについて講義しました。

<生徒の感想>

・普段スマホで使っているような翻訳機能がどのようなしくみで動いているのか初めて知りました。

・条件付き確率を計算して機械が学習し、より高い翻訳をする。数学の授業で習ったものが意外なところに繋がって驚いた。

・機械によって言葉の壁を越えられるのはすごいと思いました。

・都市モデル・シミュレーションはどれくらい先の未来のことまでできているのか気になった。

・都市のシミュレーションをして将来のために改善することなど、考えることがすごいと思いました。

・理系と聞いて計算ばかりのイメージがあったので、交通とかにも関わりがあると知って驚いた。

・公共交通機関をどの時間にどのくらいの人が利用しているかをデータに基づいて分析しているということを知り、理系は物作りだけでなくまちづくりにも関わることを知った。

・理系でも、社会のしくみなど一見文系のように思える研究をしていることを知った。

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 11月8日に、本学教育研究基盤センター主催 平成30年度豊橋技術科学大学技術公開講座「技術者養成研修」『ものづくりの基礎から最先端まで』を実施し、企業の技術者等が受講しました。

 講師に村上技術経営研究所 村上 良彦氏(所長)を迎え、日本のものづくり産業の生き残り戦略のキーポイントとなり得る「高速・高効率加工」、「難削材加工」、「環境対応加工」、「微細高精度加工」について紹介を行い、基礎的な事項から応用的な内容まで学ぶための講義を行った後、実際に工具(ドリル、タップ、エンドミル)と工作機械を使った実演により、具体的な切削条件等を体験することで知見を深めました。

 各受講者は熱心に学び、受講者全員に修了証書が授与されました。

※本研修は本学社会連携推進センター「社会人向け実践教育プログラム」の一つとして実施しました。

講義の様子

P1030231.JPGP1030253.JPG実習の様子

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受講生の皆さん

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 11月3日に松本明彦教授が愛知県立岡崎工業高校を訪れ,「くらしのなかの化学」と題してSTEM特別講演会を行いました。松本教授は,講義の中で,日常生活のなかにある化学について,具体的な事例に基づき丁寧に解説を行いました。また,今後の岡崎工業高校とのSTEM事業の展開方法について,関係教職員と意見交換等を行いました。

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 講義に参加した生徒の皆さんからは,

「わかりやすく丁寧に説明していただけたので化学が専門ではない者でもよく理解できた」,「高校生の質問にも的確にすべて答えていただくことができた」,「松本教授の海外生活での体験談が面白かった」,「豊橋技術科学大学に入学して深く化学を学びたい」との感想をいただきました。

 また、参加した保護者の皆さんからは,「家庭料理に役立つ知識も多くあり大変勉強になりました」,「教科書で習ったことよりも実生活に即した内容だったので楽しかった」との感想をいただきました。

 聴講した教員からは,「化学の魅力を伝えるのに優れた内容で、授業で生徒に十分話せる内容でした」,「本校のSTEM教育活動を支えていただいている豊橋技術科学大学の関係者の皆様に深く感謝申し上げます」との感想をいただきました。

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来年1月15日には岡崎工業高校の電気科2年生の生徒40名が本学を訪れ,ラボツアー等を実施する予定です。さらに2月13日には岡崎市立岩津小学校において松本明彦教授の指導を受けた岡崎工業高校の教員と生徒によるサイエンスショー(小学校4年生全対象)を行う予定です。

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