2016年8月アーカイブ

愛知県立豊丘高校の生徒が本学で実験実習を行いました。

 8月29日(月),30日(火)に、愛知県立豊丘高校の生徒が本学を訪れ,環境・生命工学系 浴 俊彦 教授の指導の下,PCRによるDNA鑑定を,モデル実験を通して理解してもらうことを目的として,コロニーPCRによる遺伝子検出実験を行いました。

 内容としては,本学で用意した酵母と大腸菌のコロニーの一部をPCR反応液に入れ,それぞれの既知遺伝子に対するPCRとゲル電気泳動で分析し,生物種を判別するという実験です。また,実験だけでなく,講義も行いました。

 このような高大連携事業を通じて,高校生の理系への関心がより高まればと思います。

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実習前の講義の様子です。

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浴先生の指導のもと,真剣な表情で実験を行っていました。

8月18日(木),19日(金),22日(月),23日(火)の4日間,愛知県内と静岡県西部地域の高校生を対象にした実験実習講座「平成28年度豊橋技術科学大学TUTラボ(愛知県立時習館高等学校が主催する時習館SSH「地域SS豊橋技術科学大学講座」を含む)」を開催しました。

  この講座は,本学と高等学校の連携事業の一つとして実施しているもので,高校生が本学における高度な技術・科学分野に関する実験実習を体験することによ り,本学または工学部に対する理解を深めていただくとともに,研究に魅力を感じていただくことを目的としています。今回は,尾張地区から静岡県西部地区までの15校32名の高校生 が参加しました。

 初日,午前中の開講式には,受講生の他,高校教諭や保護者及び本学社会連携推進センターから井上隆信センター長(副学長),後藤尚弘副センター長(学長補佐)が出席されました。その後,選択した5テーマに分かれ,各研究室で実験実習を行いました。

 最終日の午後には,成果発表会,閉講式を行いました。愛知県立時習館高校からは,川村昌宏校長が出席されました。成果発表会では,4日間の実習の成果を発表し,受講生の皆さんは,他のグループの発表へ積極的に質問を行い,理解を深めていました。

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開講式の後,大学紹介DVDを鑑賞しました。

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講座1 「共震を知ろう(地震で建物が大きく揺れるのはなぜ?)」

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講座2 「ワイヤレスパワーでLEDを光らせよう!」

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講座3 「カードゲーム・ハッカソン」

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講座4 「活性炭の細孔特性化-吸着法による表面積の測定」

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講座5 「地震による構造物の被害規模:地盤ー構造物振動特性に見る被害分析」

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成果発表会の様子です。

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ご参加いただいた皆さん,ありがとうございました。

8月8日に、本学教育研究基盤センター主催 平成28年度豊橋技術科学大学技術公開講座「技術者養成研修」『機械加工技術講座「ものづくりの基礎から最先端まで」』を実施し、企業の技術者等15名が受講しました。

講義では、村上技術経営研究所長の村上良彦氏を講師に迎え、日本のものづくり産業の生き残り戦略のキーポイントとなり得る「高速・高効率加工」、「難削財加工」、「環境対応加工」、「微細高精度加工」について紹介されました。
その後の実習では、本学技術専門職員が講師となり、ドリル加工・タップ加工・エンドミル加工等の具体的な切削条件等を体験しました。

各受講者は最先端の機械加工について熱心に学び、活発な質疑応答が行われ、受講者全員に修了証書が授与されました。

※本研修は、本学社会連携推進センター「社会人向け実践教育プログラム」の一つとして実施しました。

村上講師による講義の様子村上講師による講義の様子

学内教職員と受講生学内教職員と受講生

本学技術専門職員による実習の様子本学技術専門職員による実習の様子

「知の探究講座」は,自然科学や情報科学など特定分野に興味・関心と優れた資質をもつ愛知県内の高校生に,先進的な理数教育を受ける機会を与え,科学技術創造立国を目指す我が国を支える優れた人材を育成することを目的とした事業で,県内の6大学において高校生を受け入れて実施するものです。

 豊橋技術科学大学では,今年で8年目の実施となります。人間・ロボット共生リサーチセンターの教員及び大学院生等が講師となり,さまざまなロボット技術について,実際に見たり,触れたり,あるいは作ってみながら学ぶ内容となっており,「ロボットの動作原理を学ぶ」と題して,7月30日(土)から11月12日(土)までに全8日間行われます。

 最初の4日間(7月30日(土)~8月2日(火))は,機械工学系 内山 直樹 教授,佐野 滋則 准教授と研究室の学生が講師となり,講座が進められています。
 最初にロボットの研究動向について学んだ後,4種類のプロトタイプのロボットに基づいて,その動作を学びました。また,その基本動作を拡張してどのような動きをさせたいかをグループで構想し,ロボットを動かすためのプログラミングをして,構想した動きに近づける実習を行っています。

 参加している高校生14名は,大学でのレベルの高い講座内容に期待と不安を抱きながら,真剣に取り組んでいます。

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7月23日(土)に名古屋工業大学で行われた開講式の様子です。

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ロボットの基礎についての講義を受けています。

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LEGOブロックで車を作成しています。

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何度も試し走行を行います。

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4日目の午後は,ロボットコンテストが行われました。

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指定されたコースを走らせる競技の様子です。

■講座の日程

日程講座内容・講師
 7月30日(土) 「ロボットの基礎」
 機械工学系 内山 直樹 教授, 佐野 滋則 准教授
 7月31日(日) 「ロボットの設計」
 機械工学系 内山 直樹 教授, 佐野 滋則 准教授
 8月 1日(月) 「ロボットの製作」
 機械工学系 内山 直樹 教授, 佐野 滋則 准教授
 8月 2日(火) 「ロボットコンテスト」
 機械工学系 内山 直樹 教授, 佐野 滋則 准教授
 9月24日(土) 「ロボットとのインタラクションやコミュニケーションについて学ぶ」
 情報・知能工学系  岡田 美智男 教授
10月29日(土) 「ロボットの眼について学ぶ」
 情報・知能工学系 三浦 純 教授
11月 5日(土) 「人に優しいロボットの動き」
 機械工学系 三好 孝典 准教授
11月12日(土)

講座別発表会(プロジェクトの成果を発表します。)
 機械工学系 内山 直樹 教授,佐野 滋則 准教授,阪口 龍彦 助教

「第36回集積回路技術講習会」を開催しました。

豊橋技術科学大学 電気・電子情報工学系では、社会人を対象とした集積回路技術講習会を毎年開催しており、今年度で第36回を迎えました。

本講習会は、豊橋技術科学大学がかかげる建学の精神『産学共同』の一環として開催されており、大学では類を見ない充実した教育研究設備(LSI工場)と長年にわたって蓄積して来た数々の優れた教育研究成果を学外の方々に活用していただくためのものです。

平成28年度は下記内容で開催致しました。

--------------------<開催概要>------------------------------
・豊橋技術科学大学 社会人向け「第36回集積回路技術講習会」

1.日時:平成28年7月25日(月)~7月29日(金)
2.場所:豊橋技術科学大学 ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー(VBL)
3.内容:テーマ「n-MOS集積回路の製作と集積回路設計の基礎」
       -各自のSiウェハでICの作製と計測・評価を行う-
    (1)MOSデバイスとICの作製
    (2)特性測定と評価
    (3)講義【集積回路製造・設計技術の基礎】

主催:豊橋技術科学大学 電気・電子情報工学系
共催:豊橋技術科学大学 社会連携推進センター
協賛:(社)応用物理学会 集積化MEMS技術研究会
(社)日本真空学会 東海支部
(社)電子情報通信学会 電子デバイス研究会
(社)電気学会 センサ・マイクロマシン部門
(社)応用物理学会 東海支部
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今年度は定員一杯となる10名の参加者をお迎えし、集積電子システム工学分野の関係教職員(12名)と大学院生で、一週間にわたり行いました。全員のウェハにて集積回路の動作が確認でき、参加者からは、自分でICの製作を体験出来、動作原理から製作プロセスまで深く理解できたと好評でした。今後の業務に大変有益な講習会であったとのコメントもいただきました。

大西学長挨拶大西学長挨拶

講習会の様子(講義) 講習会の様子(講義) 

講習会の様子(ホトリソグラフィ工程)講習会の様子(ホトリソグラフィ工程)

講習会の様子(酸化工程)講習会の様子(酸化工程)

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