2022年11月アーカイブ

 11月18日に、本学教育研究基盤センター主催 令和4年度豊橋技術科学大学技術公開講座「技術者養成研修」『機械加工技術』を実施し、1名の高等学校教員の方が受講されました。

GOPR0317_small.JPG

 講師にオーエスジー株式会社デザインセンター加工技術グループ 浅井誠実氏を迎え、ものづくり産業の生き残り戦略のポイントとなる「加工改善」「高能率・高汎用性・安定加工」についての講義を行い、また機械加工技術に関する基礎から応用までを理解しやすいよう最新の切削加工技術(ミーリング・穴・ねじ)の実演も並行して行い、効率的に理解を深めました。

GX010392-frame_small.jpgGOPR0459_small.JPG 受講者の方は熱心に学び、閉会式にて修了証が授与されました。

GOPR0488_small.JPG

※本研修は社会連携推進センター「社会人向け実践教育プログラム」の一つとして実施したものです。

2022年度 一般公開講座を開催しました

11月12日(土)と26日(土)の2日間にわたり、「化学を電気に、電気を化学に変換融合させる先端デバイス」をメインテーマとして、一般公開講座を行いました。

P1010671-resize.jpg P1030307-resize.jpg
加藤茂 社会連携推進センター長 挨拶 講義の様子



【第1回講義:服部敏明准教授】
11月12日(土)に行われた、第1回の講義では、加藤茂社会連携推進センター長の挨拶の後、電気・電子情報工学系の服部敏明准教授が「先端センサとイオン放出デバイス」と題し、イオン濃度を測定するイオンセンサやイオンを放出するデバイスについての研究の紹介がありました。

hattorisennsei2.JPG hattorisennsei.JPG



【第2回講義:松田厚範教授】
11月26日(土)に行われた、第2回の講義では、電気・電子情報工学系の松田厚範教授が「先端燃料電池と全固体二次電池」と題し、電池の基本構造の解説の後、クリーンな発電装置の燃料電池や安全・高性能な蓄電装置の全固体電池の研究についての紹介がありました。

P1010727-resize.jpg mastudasennsei2.JPG


今回も、昨年に引き続き、対面講義およびオンライン配信を同時に行いました。
オンラインについては市内・県内・そして県外からもご参加いただき、幅広い年齢層の方に参加・視聴していただくことができました。
受講者の方々にご協力いただいたアンケートをもとに、来年度も、より楽しみながら学んでいただける公開講座を開催していく予定です。

◆関連記事

URL:https://www.tut.ac.jp/develop/ecourse.html

とよはし科学月間に出展しました

11月1日(火)~30日(水)の「とよはし科学月間」期間中に豊橋市では科学にまつわる様々なイベントが催されました。

豊橋市地下資源館・視聴覚教育センターで開催された「子どものための科学展」では、11月19日(土)~20日(日)にロボコン同好会が、「NHK学生ロボコン大会」で優勝した様子や世界大会に出場したロボットの展示を行いました。
体験コーナーでは、ロボット同好会部員が作製したミニロボットで、空き缶をつかんで運ぶなどの「ロボット操縦体験」が行われました。
また機械工学系 佐野研究室の「レゴブロックで作った車を走らせよう」のコーナーでは、レゴブロックで作った車をリモコンを使って走らせました。
参加したこどもたちは、「ロボットを動かすのは難しかったけど楽しかった!」「次はもっとむずかしいものを組み立ててあそんでみたい」
保護者からが「学生さんがていねいに教えてくれて、子どもも楽しく遊べて良かった」「今後もこのような体験イベントをやってほしい」等の感想がありました。

kokaten5.jpg koka4.JPG
ロボコン同好会 「ロボット操作体験」
kokaten3.jpg koka2.JPG
機械工学系 佐野研究室 「レゴブロックで作った車を走らせよう」

11月27日には視聴覚教育センターの企画展「そらを飛ぶもの大実験」で機械工学系の中村祐二教授が「宇宙に飛び出せ!ロケットのしくみ」と題し、出前講座を行いました。ロケットが地球を飛び出し、宇宙を旅するために必要な力や原理について説明がありました。
参加者からも「とてもわかりやすかった!また聞きたい!」という声があがっていました。

nakamurasensei.JPG nakamurasennsei2.JPG

※下記のリンクもご参照ください
<豊橋市地下資源館・視聴覚教育センターブログ>
https://ameblo.jp/planetarium10484/entry-12776586594.html

愛知県大学対抗ハッカソンで優秀賞を受賞しました

 愛知県大学対抗ハッカソン「Hack Aichi+2022」が、9月25日(日)~10月8日(土)に開催されました。

愛知県が主催するこのイベントは、大学生がIT技術により課題解決に向けた新たな製品やサービスの開発に取り組み、デジタル人材の育成に取り組むことを目的としています。

今年もコロナ禍における開催となりましたが、925日の「アイデア創発ワークショップ」、108日の最終プレゼンテーションは、入場者を限定し名古屋市内の会場にて行われました。

今回は「学生と企業でSDGs達成に向けたプロダクトを生み出せ!」をテーマに、16大学19チーム80名の学生が、それぞれアイデアを発表しました。

本学からは情報・知能工学系博士前期課程1年の大見 士さん、菅原 光さん、薄井 雅貴さん、藤原 健之さんの4名が参加し、5つの開発課題から「人の入れ替わりによるロスを軽減する"引継ぎの工夫"を生み出したい」を選択し、開発に取り組みました。タイトルは「KOTU KOTU DATABASE ~過去の資料や生じた問題をコツコツ蓄積するマニュアルデータベース~」とし、業務引き継ぎにおけるマニュアルの問題点を解決するウェブアプリケーションを考案しました。

5分間の最終プレゼンの結果は、見事に昨年の参加チームに続く「優秀賞」を受賞。1018日に愛知県公館で表彰式が行われ、表彰状と目録が授与されました。

 また、119日には、寺嶋一彦学長に受賞結果を報告しました。

(掲載写真1,2,5,6は「Hack Aichi+2022運営事務局」のエイチタス()撮影)

画像1.png

_最終発表の様子①

画像2.png

_最終発表の様子②

画像3.png

_最終発表の様子③

画像4.png

_最終発表の様子④

画像5.jpg

_表彰式@愛知県公館①

画像6.jpg

_表彰式@愛知県公館②

画像7.jpg

_学長報告

11月9日(水)愛知県立蒲郡東高等学校にて、建築・都市システム学系中澤祥二教授が「地震を受ける建物の耐性をテーマに2年生の約50名を対象に模擬授業を行いました。
この授業は、興味・関心のある学部・学科の講義を受講することにより、進路選択の参考とする目的で行われたものです。

講義を受けた生徒からは、「今後高い確率で起こると言われている南海トラフ地震を念頭に、地震を受ける建物の耐性について、構造と物質的な観点から、大学で学ぶ基礎知識を学習できた。」などの感想がありました。

進路ガイダンス(豊橋技術科学大学②).JPG 進路ガイダンス(豊橋技術科学大学①).JPG

11月14日(月)、愛知県立江南高等学校高等学校にて、建築・都市システム学系の齊藤大樹教授が「南海トラフ地震に備える建物の耐震対策をテーマに2年生の15名を対象に模擬授業を行いました。
この授業は、興味・関心のある学部・学科の講義を受講することにより、進路選択の参考とする目的で行われたものです。

講義を受けた生徒からは、「大変興味深い内容で、地震の歴史を知ることで今の建築技術につながっているのだと思った。」「地震が起きるメカニズムを知ることで、対策をより効率的に講じるとことができるのだと知った。」などの感想がありました。

saitosennsei.JPG saitosennsei2.JPG

11月9日(水)愛知県立日進西高等学校にて、高山弘太郎教授が「機械、電気の技術のスマート農業への利用についてをテーマに1年生の約40名を対象に模擬授業を行いました。
この授業は、興味・関心のある学部・学科の講義を受講することにより、進路選択の参考とする目的で行われたものです。

講義を受けた生徒からは、「機械工学は農業とは関係ないと思っていたが、これから先、機械工学と農業が密接に関係していくと聞いて驚いた。数学やAIの知識が必須なので、勉強をしっかり頑張ろうと思った。」「オランダの農業ではAIやロボットを使用し働く人の数が日本と大差がある事例を聞き、もしかしたら数年後に農業が完全自動化するのではないか、とこれからの動向が気になった。」「農業計測システムを組み込むことによって、減少している農家の代わりになることができる計測システムがすごいと思った。講義を聞いてAIにより興味が湧いた。」「農業×機械の他にも文学や歴史などと組み合わせれば、研究がもっと進むと思うので、様々な分野を繋ぐ過程に関わりたいと思った。」など新しい分野の発見や今後の進路に関わる感想などが寄せられました。

画像1.jpgのサムネイル画像 画像2.jpgのサムネイル画像

10月25(火)に岡田美智男教授が愛知県立豊橋東高等学校2年生の情報学分野を希望する生徒を対象とし、模擬授業を行いました。
この授業は、「総合的な探究の時問」の一環として、生徒一人一人の進路目標の明確化を図ることを目的としたものです。

『〈弱いロボット〉って、どんなロボットなの?』をテーマに行われ、生徒からは、
「大学の講義がどのような形で行われているか、身を持って知ることができた。」
「専門的な難しい内容で時間も長かったのですが、興味がある内容でありむしろ短く感じた。」
「完璧なロボットもいいけど、わざと不完全なロボットを作り、その不完全な部分を人間が助け補うことでコミュニケーションを作るという考え方が面白かった。すごい発想であり、これからの社会ではより求められるロボットであると思った。」
「最新の研究について知ることが出来て良かった。」
などの感想が寄せられました。

DSCF6952.JPG

10月26日(水) 愛知県立豊丘高等学校にて、松原真己准教授が「機械工学から見た生体、ロボット、自動車における制御と同期現象」をテーマに1、2年生の約60名を対象に模擬授業を行いました。


この授業は、興味・関心のある学部・学科の講義を受講することにより、進路選択の参考とする目的で行われたものです。

講義を受けた生徒からは、「難しい用語が多いなかで、経済や体の仕組みなど身近な事柄と関連付けて授業してくださったのでとても分かりやすかった。」「機械工学の話だけでなく進路についての話もあり、現状がゴールではなく、進んだ進路先でどうするのかが大事という話が印象に残った。」などの感想がありました。

令和4年度 あいちSTEM能力育成事業「知の探究講座」第Ⅱ期を開催しました

10月22日(土)~23日(日)及び10月29日(土)に、本学にて「知の探究講座」第Ⅱ期を開催しました。

「知の探究講座」は、自然科学や情報科学等の特定分野に関心が高く、より深く学ぼうとする意欲のある高校生に対し、連携大学(県内5大学)による先進的な理数教育に関する知識・技術を修得する講座を実施するもので、8月に行われた第Ⅰ期に続き、15名の生徒が参加しました。

10月22日(土)、23日(日)の2日間は、「人とロボットとのインタラクションやコミュニケーション」をテーマに、情報・知能工学系 岡田美智男 教授と研究室の学生が講師となり、不完全なロボット〈弱いロボット〉と人との関わりについて、実際にロボットの製作を体験し、人の感情をしぐさや声で表現するプログラミングについて学びました。

また翌週29日(土)には、「講座別発表会」が行われ、各班ごとに講座で学んだことや感じたことをまとめ、発表しました。
優秀な発表を行ったグループは、本講座の代表として来年1月8日(日)豊田工業大学にて開催予定の全体発表会へ参加し、発表します。

☆IMG_1458.jpgのサムネイル画像 ☆IMG_1480.jpgのサムネイル画像
☆IMG_1473.jpgのサムネイル画像
10月22日(土)ー23日(日)
 岡田教授による「人とロボットとのインタラクションやコミュニケーションについて学ぶ」
P1010654-1.jpg
10月29日(土)
 佐野准教授による「講座別発表会」

月別 アーカイブ

ウェブページ

Powered by Movable Type 7.9.1

このアーカイブについて

このページには、2022年11月に書かれた記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2022年10月です。

次のアーカイブは2022年12月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。