2013年10月アーカイブ

 豊橋技術科学大学では、10月25日(金)、平成25年度一般公開講座「技術革新で日本経済は再生するか」の第1回目を開催しました。全6回の講座の初回である今回は、冒頭に社会連携推進本部 本部長補佐の岩佐精二教授からの挨拶の後,建築・都市システム学系 山口 誠教授から「技術革新と日本経済-地域経済を再生させよう」と題して講義が行われました。

 バブル崩壊後、日本経済は成長が滞り、「失われた20年」と評されることも多いですが,その中でも、地価の停滞と資本市場の停滞が長引いています。資本市場の活性化の必要性について幾度となく問題提起されたにもかかわらず,未だ抜本的な解決策が見いだせていない状況です。本講演では,日本経済・地域経済の再生とイノベーションの創成の方向を考える基礎知識として,イノベーション(技術革新)の意味や,経済循環の基本モデル,GDPの意味や生産・分配・支出の流れ等について解説が行われました。また,GDPの推移や地域人口の長期予測等の統計データも参考にしながら,講義の最後には生産面及び消費支出面の今後の見通しについて触れました。

 今回の講座には悪天候にもかかわらず,36名の方に参加いただき,アンケートでは「技術系大学で経済の話が聞けるのは大変参考になった」との感想も寄せられました。

 次回は11月1日(金)に第2回目「技術革新による日本経済再生のための大学MOT教育の在り方」を開催します。引き続き受講申込を受付中ですので、お気軽にご参加ください。

※第6回までの講座の詳細は、一般公開講座チラシをご参照ください。
 (ご希望の1回のみの申込みも可能です。)

愛知県高等学校文化連盟「豊橋技術科学大学情報講習会」を開催しました。

 10月19日(土)~20日(日)に,豊橋市視聴覚教育センターにおいて,第28回子どものための科学展(豊橋市教育委員会主催)が開催され,豊橋技術科学大学は「Jr.サイエンス講座」としてブースを出展しました。

 この講座は豊橋市内の小・中学生を対象に,科学技術に対する興味・関心を高め,理解を深めることを目的として平成15年度より実施しており,今年度は「光の実験」,「ロボットの操作体験」,「電子和算博物館」の3コーナーを出展しました。

「光の実験」(総合教育院 教授 鈴木新一)

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 「光の実験」のコーナーでは、300年前のニュートンの実験を再現したり,”色が変わるステンドグラス”を作ったりして、光に秘められた不思議な性質を体験しました。

「ロボットの操作体験」(ロボコン同好会(機械工学系 准教授 内山直樹))

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 「ロボットの操作体験」コーナーでは、NHK大学ロボコンに出場している豊橋技術科学大学ロボコン同好会の部員が作成したミニロボットの操縦体験を行いました。また、実際にNHKロボコンに出場したロボットの展示・説明を行いました。

「電子和算博物館」(情報・知能工学系 教授 石田好輝)

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 「電子和算博物館」コーナーでは、コンピューターを使って日本伝統の和算で遊び、算数の図形や数字の不思議な関係を目で確かめました。(※和算とは日本で発展した魔方陣や算数の図形の問題です。)

 多くのお子さんや保護者の方にお越しいただき、子供たちは実際に目で見て、手に触れることにより、科学の不思議や技術を楽しみながら学ぶことができました。

 なお,「第28回子どものための科学展」全体の様子は,以下のホームページでご覧いただけます。

 豊橋技術科学大学では,10月5日(土)、電気・電子情報工学系の滝川浩史教授と田上英人助教が愛知県立岡崎北高校の生徒約40名を迎え、エネルギーについての模擬授業と実験を行いました。

 午前中の模擬授業では、滝川教授が、エネルギーの現状や課題、自然エネルギーの代表である太陽光発電技術などを含め,エネルギーの「さしすせそ」(さ:再生可能エネルギー・採エネ,し:省エネ・自然エネ,す:ストエネ(ストックエネ,蓄エネ)・スマエネ(スマートグリッド化),せ:節エネ・制エネ(エネルギー制御),そ:創エネ)などについて概要を説明しました。
 午後の実験では,研究室の修士・学部学生も指導に加わり,手軽に作製できる色素増感型太陽電池を生徒ら一人一人が試作し,その動作を実験的に体験しました。

 今回の模擬授業・模擬実験は、文部科学省「原子力・エネルギーに関する教育支援事業」の一環として、将来、どのようなエネルギー資源を有効に活用していけばよいか、適切な判断と行動ができるための知識と理解を構築するために行われたもので,岡崎北高校の生徒らは今回の受講を通じて,エネルギー全般に関する知識を増やしたことに加え,特に太陽電池に関しては,太陽電池の数,光源との距離・角度,影の影響などによって太陽電池の出力に差がでることなどを理解しました。

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【滝川教授による概説の様子】

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【色素増感型太陽電池を試作!】

長野県飯田市と連携・協力に関する協定を締結しました。

 豊橋技術科学大学は,10月3日(木),長野県飯田市と包括的な連携協定を締結しました。

 本学はこれまで,平成22年10月に飯田市内に「飯田サテライト・ラボ」を設置するなど,この地域をフィールドに様々な研究・教育活動を展開してきました。
 また,本学教員が学識経験者として同市の審議会等へ参加したり,大学連携会議「学輪IIDA」の取組へ参画するとともに,飯田市が実施している「南信州・飯田フィールドスタディ」に例年多くの学生が参加するなど,飯田市との関わりを深めてきました。

 このような様々な連携・協力の実績を基礎に,今後のリニア中央新幹線や三遠南信自動車道の全線開通を見据えた地域づくりに向け,更なる連携・協力関係を構築するため,この度,協定締結に至ったものです。

 この日の締結式では,本学の榊佳之学長と飯田市の牧野光朗市長による挨拶の後,協定書への署名が行われました。

飯田市との連携協力に関するポンチ絵(地域社会の発展と人材育成に寄与することを目的に連携協定を締結)

平成24年度 豊橋市大学連携調査研究費補助金成果報告展示を行いました。

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