2020年12月アーカイブ

豊橋市立高根小と豊小で、プログラミング学習の授業をしました

11月から12月のうち4日間(全4回)において、豊橋市立高根小学校と豊小学校にて、プログラミング学習の授業が行われました。この活動は、本学の高嶋教授(グローバル工学教育推進機構)がコーディネートし、総合的な学習の時間に、プログラミング学習ゲーム「コードモンキー」を教材とし、論理的思考力と課題解決手順を学ぶものです。

各日程において、高根小では5年生2クラス(46名)、豊小では3年生2クラス(73名)の児童がプログラミング学習に取り組みました。

指導は、2017年度の総務省のプログラミング普及事業「とよはしプログラミング・チャレンジ2017」で育成された市民メンター(指導者)を中心に、本学の高嶋教授が参加し、地域と連携した独自の取組で、高根小においては3年続けて、豊小においては今回が初めての活動となりました。

プログラミング学習ゲームを初めて体験する子も、回を追って上達し一定水準のタスクをこなせるようになり、子どもたちからは「バナナが取れなくて難しいけど楽しい」「自分で動かせるのが楽しい」、また担任の先生からも「子どもたちは毎回楽しみにして取り組んでいて、苦手だった子もできるようになると(メンターの)ヒントなしの時間も楽しく取り組めている」との感想がありました。

各校の最終日には、修了証が配られました。今後も引き続き、今回使用したソフト等により授業や家庭学習においてプログラミング学習が深まることを期待します。


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12月4日(金)に、本学電気・電子情報工学系の稲田亮史准教授が、愛知県立知立東高等学校にて模擬授業を行いました。

これは、知立東高校が1・2年生の希望生徒(計20名)を対象に行った授業の一環で、文部科学省の「原子力・エネルギー教育支援事業」に関する取組として実施しているものです。

稲田准教授は、「エネルギー問題の現状と今後の展望」をテーマとして講義を行い、日本や世界のエネルギー利用状況と課題について、また再生可能エネルギーの課題と普及に向けた展望などについてもスライドを用いて解説をしました。

高校での授業とは違う雰囲気の中、生徒の皆さんは熱心に講義を受け、講義後はバイオマスや太陽電池に関する質問が多数あがりました。

講義を聴講した生徒からは,「わたしたちが普段から利用している電力がとても貴重なものであり、このままだと100年すらもたないようなものだと聞いて、自分たちにできることはあるのかと深く感じた」、「持続可能なエネルギーについての理解を深め、やり方を変えていく必要があると感じた」などの感想をいただきました。

このような高大連携事業を通じて、高校生の理系への関心がより高まればと思います。

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愛知県大学対抗ハッカソンで優秀賞を受賞しました

 愛知県大学対抗ハッカソン「Hack Aichi」が、111日(日)~15日(日)に開催されました。

 愛知県が主催するこのイベントは、アイデアを創出する「アイデアソン」と、そのアイデアを活用したサービスや製品等の開発を競う「ハッカソン」からなり、IT人材の育成に取り組むことを目的としています。

 今年はオンラインにて開催されましたが、「『モノづくり×AIIoT』で愛知県の社会課題新型コロナウィルスの脅威を解決しよう!」をテーマに、14大学61名の学生が、それぞれアイデアを発表しました。

 本学からは情報・知能工学系の高橋 遼さん(博士前期課程2)、二葉 知泰さん(博士前期課程1)、田村 敏輝さん(博士前期課程1)Chanvongnaraz Khampasithさん(博士前期課程1)、若生 翼さん(学部4) の5名が参加し、AIを使ったファッションの「見える化」アプリケーションを提案しました。おしゃれの季節感やトレンド感などを分析、評価できるほか、顔の特徴を抽出し、似ている顔の人の優れたコーディネートを提案したり、他のユーザーからコメントが得られたりするネットワーク機能も搭載したことが評価されました。

 結果は見事に昨年の参加者に続く、優秀賞を受賞。1126日に愛知県公館で表彰式が行われ、表彰状と目録が授与されました。

 また、122日には、寺嶋一彦学長に受賞結果を報告しました。

(掲載写真4~5は「Hack Aichi」事務局(JellyWare())撮影)

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1_最終発表の様子①

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2_最終発表の様子②

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3_最終発表の様子③

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4_表彰式@愛知県公館①

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6_学長報告



2020年度一般公開講座「人体を科学する -認知と免疫-」を開催しました

社会連携推進センターでは、11月21日(土),11月28日(土)の2日間、「人体を科学する -認知と免疫-」をメインテーマとして、一般公開講座をオンライン開催しました。


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第1回の開講に先立ち、加藤茂社会連携推進センター長の挨拶がありました。



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11月21日(土)の第1回は、情報・知能工学系の南 哲人准教授が「"目"は口ほどに物を言う?瞳孔から見るヒトの認知」と題して講義を行いました。
講義では、実際の研究例を紹介しながら、瞳孔が明るさ以外の認知要因でも大きさが変化することなどについて説明がありました。受講者人数は、54名でした。

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11月28日(土)の第2回は、応用化学・生命工学系の吉田祥子講師が「脳の再生と炎症-脳も身のうち、免疫は内なる他者-」と題して講義を行いました。
講義では、コロナウイルスの感染で引き起こされる免疫暴走と神経損傷など、脳が身体全体と密接に関与しているトピックを通じて、健康な「脳」の使い方について紹介されました。受講者人数は、60名でした。

今年度は初のオンライン開催となりましたが、市内・県内・そして県外からも多くの方々にご参加いただき、講義中から講義終了後も質疑応答が活発に行われ、大盛況に終えることができました。

受講者の皆様からは、「専門的な内容を素人にもわかりやすく説明してくださって聴きやすかったです」、「講義中もクイズ、投票、Q&A など受講者参加形式だったので満足度が高い講座でした」、「拙い質問にもしっかりと答えていただきとても良い学びの機会になりました」等、熱心に聴講いただいた様子がうかがえるお声をたくさんいただきました。

来年度も、受講者の皆様にご協力いただいたアンケートをもとに、より楽しみながら学んでいただけるような公開講座を開催していく予定です。

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「2020年度豊橋技術科学大学一般公開講座 「人体を科学する-認知と免疫-」を開催します」

11月25日(水)~26日(木)の2日間にわたり、新東工業株式会社にて、先端融合ロボティクス共同研究講座 ロボット専門技術者研修プログラムが実施されました。本プログラムは企業向けのオーダーメイド型の研修で本学のリカレント教育における新規事業として構築されたものです。

初日の開講式では、本学社会連携推進センター長の加藤 茂 教授の開講挨拶、新東工業株式会社の内山 浩光 常務執行役員の挨拶に続き、受講者全員から講座に臨む決意表明が発表されました。

開講式に続き、第1回目となるプログラムは、本学IT活用教育センターの井佐原 均 特任教授を講師として「データサイエンス・機械学習」のテーマで実施いたしました。人工知能とデータに関し、最近の研究動向を含めた教室講座のほか、eラーニング教材を用いた機械学習の基本的な考え方をマスターすることを目標としたオンライン演習など幅広い内容の人材育成研修となりました。

 

    開講挨拶をする加藤センター長             集合写真

 

    教室講義をする井佐原特任教授      井佐原特任教授によるオンライン演習 

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