2014年2月アーカイブ

  豊橋技術科学大学では、2月22日(土)、平成25年度豊橋市民大学トラム 豊橋技術科学大学連携講座「安全安心な家づくり・まちづくり」の第4回目を開催し、建築・都市システム学系 松本 博教授から「住環境の安全安心」と題して講義が行われました。

 最終回となった今回の講義では、冒頭に「安全とは?」、「安心とは?」という基本的な概念について説明があり、その後、私達の住環境(居住環境)の中に潜むさまざまな生活(健康)リスクを概観し,そのリスクを克服し,安全・安心な住環境をつくるためにはどうしたらよいか,松本研究室での取り組みを含むいくつかの事例を紹介しながら、住環境の安全・安心について解説していただきました。

 講座には,35名の方に参加いただき, 熱心にメモを取りながら聞き入る方もいらっしゃいました。

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【松本 博教授の講義模様】

 

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【会場の様子】

 今年度の豊橋市民大学トラム 豊橋技術科学大学連携講座は、盛況のうちに最終回を終えることができました。全4回を通じて多くの方にご参加いただき、ありがとうございました。
 本学では今後ともより多くの方にご参加いただき、内容的にもご満足いただけるよう、引き続き企画を検討していきます。

 豊橋技術科学大学では、2月15日(土)、平成25年度豊橋市民大学トラム 豊橋技術科学大学連携講座「安全安心な家づくり・まちづくり」の第3回目を開催しました。今回は、建築・都市システム学系 三浦均也教授から「地震による地盤の安全安心-地盤の液状化現象-」と題して講義が行われました。

 地震時には,地盤の液状化現象によって広範囲に渡って,種々の構造物に被害が発生し,ライフラインや市民生活,経済活動に影響が生じます。今回の講義では,地盤の液状化現象のメカニズムの解明,被害の分析,調査法の確立,防止対策の開発を,順を追って丁寧に解説していただきました。

 講座には,42名の方に参加いただき,質疑応答の際には参加者から,「液状化の恐れがある地域は建築規制をかけるべきではないか」,「液状化対策のための工法や技術は,いつ頃から用いられているのか?又,年々,向上しているか?」という踏み込んだ内容の質問・意見が寄せられ,講師と受講者との白熱した意見交換が行われました。

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【三浦均也教授の講義模様】

 

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【会場の様子】

 さて、次回は2月22日(土)に第4回目「住環境の安全安心」を開催します。引き続き受講申込を受付中ですので、お気軽にご参加ください。

※第4回までの講座の詳細は、チラシ(PDF、3MB)をご参照ください。

 豊橋技術科学大学では、2月8日(土)、平成25年度豊橋市民大学トラム 豊橋技術科学大学連携講座「安全安心な家づくり・まちづくり」の第2回目を開催しました。今回は、建築・都市システム学系 大貝 彰教授から「まちづくりと安全安心-巨大地震に備える地域の取組-」についての講義が行われました。

 東海・東南海・南海地震などいつ来てもおかしくない巨大地震に備えるため、いま市民一人ひとりができることは何か?“まちづくり”という視点から巨大地震災害に備える日常的な取組みと市街地の減災対策について,詳しく解説していただきました。

 講座当日は,朝からみぞれが降る悪天候にもかかわらず,40名の方に参加いただきました。質疑応答の際には参加者から,「各家庭単位の安全度を測る評価ツールがあれば,それをきっかけに防災・減災への関心も高まり,コミュニティの取組への参加にも繋がるのではないか」,「コミュニティの防災力向上のお手本になるような地域の取組事例があれば教えて欲しい」といった踏み込んだ内容の質問・意見が寄せられました。また,終了後に講師と個別に意見交換をされる方々もいらっしゃるなど,講義内容に対する関心の高さがうかがえました。

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【大貝教授の講義模様】

 

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【質疑応答の様子】

 さて、次回は2月15日(土)に第3回目「地震による地盤の安全安心-地盤の液状化現象-」を開催します。引き続き受講申込を受付中ですので、お気軽にご参加ください。

※第4回までの講座の詳細は、チラシ(PDF、3MB)をご参照ください。
 (ご希望の1回のみの申込みも可能です。)

 豊橋技術科学大学では、2月1日(土)、平成25年度豊橋市民大学トラム 豊橋技術科学大学連携講座「安全安心な家づくり・まちづくり」の第1回目を開催しました。全4回の講座の初回となる今回は、建築・都市システム学系 斉藤大樹教授(安全安心地域共創リサーチセンター センター長)から「地震による建物の安全安心-地震から家を守る技術-」についての講義が行われました。

 2011年の東日本大震災から約3年が過ぎ,次の巨大地震は南海トラフにおいて発生すると言われていますが,この豊橋でも激しい揺れと津波が襲う可能性があります。今回の講義では,地震発生の仕組み、建物の耐震性、免震や制震などの耐震構造の仕組み、最新の地震対策などを,初心者にもわかりやすく解説していただきました。

 講座当日は,小学生から高齢者まで老若男女47名の方に参加いただきました。講義後には津波発生のメカニズムなどについて参加者から踏み込んだ内容の質問が多数,寄せられたほか,小学生のお子さんからは「プレートの移動により,ハワイ島は日本列島といずれ繋がりますか?」といった質問があり,講師の斉藤教授は丁寧に回答されていました。

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【斉藤教授の講義模様】

 

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【小学生が勇気を出して質問!】

 さて、次回は2月8日(土)に第2回目「まちづくりと安全安心-巨大地震に備える地域の取組-」を開催します。引き続き受講申込を受付中ですので、お気軽にご参加ください。

※第4回までの講座の詳細は、チラシ(PDF、3MB)をご参照ください。
 (ご希望の1回のみの申込みも可能です。)

 「平成25年度東三河・浜松地区高大連携フォーラム(主催:東三河・浜松地区高大連携協議会)」が、2月1日(土)、豊橋市民センター(カリオンビル)で開催され、東三河の公立高校,東三河と浜松地区の大学から教諭や教授、生徒らが参加し、高校と大学の連携による取組の事例発表などが行われました。

 本学からは,中野裕美教授(社会連携推進本部 本部長補佐)が参加し、「豊橋技術科学大学における高大連携の取組み」と題して事例発表が行われました。発表では,本学と時習館高校が連携して平成20年度から継続的に取り組んでいるSSH(スーパー・サイエンス・ハイスクール)事業について,実験・実習講座やその成果発表会、留学生派遣による語学指導などの実績を中心に報告がありました。また,「内容は難しかったが、普段できない貴重な体験になった。」等,生徒のアンケート結果についても紹介されました。
 その後,中野教授の報告に引き続いて,時習館高校の生徒から実験実習の成果発表が行われ,「科学がもたらす利点や欠点をよく理解して,今後,科学を学んでいきたいと思った。」等の感想が聞かれました。

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中野裕美教授の事例発表

 

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時習館高校の成果発表

 このほか,豊橋工業高校の事例発表では,本学の建築・都市システム学系 加藤茂准教授が講師を務めた講座「沿岸災害への備えとその対策」について発表があり,「大学の研究を生徒が知ることができ,高校単独ではできない実験・実習ができた。」といった報告がありました。

 本学では、今後も地域の高校と連携し、生徒の科学技術に対する興味と知的探求心等の育成を図っていきます。

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