2018年8月アーカイブ

 8月25日(土)に、あいちSTEMハイスクール研究指定校である愛知県立岡崎工業高校の生徒が本学を訪れ、環境・生命工学系松本明彦教授の指導の下、オープンキャンパス体験実習を行いました。
このような実験等を通じた県立岡崎工業高校と松本教授との高大連携の教育活動は、2017年度から続けられています。
サイエンスショーや工作教室等の多くのイベントで注目を集める「スライム」について、化学的な視点から学びました。
そして、オープンキャンパスに訪れた多くの方々に楽しくスライム作りを披露しました。

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 参加した生徒からは、

「大学の先生方から、化学的なものの見方を教えていただき勉学に励みたいと思いました。」

「設備の整った広大なキャンパスの中で色々なことが学べると思いました。」

「研究室の学生の皆様にも丁寧に大学のことを教えていただきました。」

と意見がありました。

また、引率した教員からは、

「オープンキャンパスに参加し、豊橋技科大の研究レベルの高さが改めてわかりました。ご教示いただいた知見をSTEM教育の推進に活かしていきたいと思います。」

「サイエンスショーにおける効果的な展開の仕方がよくわかりました。」

などの声が寄せられました。

次回は、岡崎工業高校の文化祭(岡工祭)で松本明彦教授が講演を行う予定です。

「ラーニングフェスタ2018」で
本学から2名の教員が講座を開講しました

 8月23日(木),豊橋創造大学にて「ラーニングフェスタ2018」が開催されました。

 ラーニングフェスタは「地域の高校生は,地域の大学で育てる」という理念のもと,東三河の高校生が地元大学に興味関心を持つ機会となることを目的として東三河・浜松地区の高校と大学が連携協力して行う,高校生とその保護者を対象とした進路探求・学問探求のイベントです。

 東三河・浜松地区高大連携協議会に加盟する大学の様々な専門分野で活躍している教員が講師となり,各大学で学ぶことのできる学問分野について,高校生にも分かりやすい身近なテーマで講義を行いました。

 本学からは,以下2名の教員による講義が行われ,受講した高校生は皆,真剣な表情で講義に聴き入っていました。

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10:40~11:30(2限),情報・知能工学系の岡田 美智男 教授による講座
「<弱いロボット>ってどんな?人とロボットとの持ちつ持たれつの関係をめざして」


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12:30~13:20(3限),建築・都市システム学系の加藤 茂 教授による講座
「身近な海を測る,海を知る」


◆関連記事
 「ラーニングフェスタ2018」開催のお知らせ 

 6月27日(水)に、建築・都市システム学系 松島 史朗教授が愛知県立常滑高校にて講演しました。

今回の「出前授業」では、松島先生は「建築とデザイン」について講演を行いました。

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聴講した学生からは

「前々から建築に興味があり、今回の建築・デザインの講義をきいて更に興味が沸きまし 
た。夏休みに自分でもっと調べてみようと思いました。」

「事前に準備してくれたポスターがとても興味深かった。カラフルな絵が可愛かった」

「雑学も交えながら建築について楽しく学ぶことができた」

「実際に手掛けた建築物の話をしてくださり、リアリティがあってすごくよかったです」

「写真、映像を見ながら説明をきくことができた。デザインは奥が深いと感じた。将来は 
建築に関わる道へ進み、自分のデザインした建物を作りたいと思った。」

と感想があり、学習意欲の向上に繋がったと思います。

このような高大連携事業を通じて,高校生の理系への関心がより高まればと思います。

「第19回ハートの日」で講演・体験ブース出展を行いました

平成30年8月11日(土),ロワジールホテル豊橋ホリデイホールにて,「第19回ハートの日」が開催され,本学の寺嶋一彦理事・副学長が,「スマートホスピタル構築のための病院内回診・見守り・歩行支援 ロボットの研究開発」と題して,講演を行いました。

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               講演をする寺嶋理事・副学長



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          また,体験ブースでは,医療・福祉ロボットの展示も行いました。




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実際に福祉ロボットに触れることで,多くの方々に,未来の医療についてイメージしていただけたことと思います。

平成30年度 Summer TECH-CAMP を実施しました

8月21日(火)~23日(木)の3日間,愛知県内と静岡県西部地域の高校生を対象にした実験実習講座「Summer TECH-CAMP」を開催しました。

この講座は,本学における高度な実験実習の体験を通じて,本学または工学部に対する理解を深め,研究に対する興味を持っていただくことを目的として,全6テーマの講座を実施するものです。今回は,17校42名の高校生が参加しました。

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初日,午前中の開講式には,本学社会連携推進センターの水嶋生智副センター長から挨拶がありました。
その後,選択した6テーマに分かれ,各研究室で実験実習を行いました。



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講座1 ゆで卵の相似則:ダチョウの「半熟卵」を作るには?


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講座2 集積回路の世界をのぞいてみよう


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講座3 携帯端末を用いて人の行動を認識してみよう


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講座4 身近な物質の結晶化とX線構造解析


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講座5 まちの地図を作ろう!


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講座6 パウダー(粉)を知り使いこなす


受講生からは,以下のような声をいただきました(アンケート回答より抜粋)。
・「講義と実習のバランスが良く,理解もしやすかった」
・「大学でどんな研究をするのか,また大学生活についても具体的なイメージを持つことができた」
・「工学系の中でも将来進みたい分野が明確ではなかったが,今回実習を体験して気持ちが定まった」
・「自分で考えて研究していくことがこんなに楽しいとは思わなかった」

参加いただいた高校生の皆さん,猛暑の中,3日間お疲れ様でした!

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 「平成30年度 Summer TECH-CAMPを開催します」

愛知県立国府高校の生徒が本学で実験実習を行いました。

 8月20日(月)、21日(火)に、愛知県立国府高校の生徒が本学を訪れ環境・生命工学系 浴 俊彦教授の指導の下、DNAと遺伝子組換え技術に関する講義を受け、大腸菌の形質転換実験を行いました。 このような実験を通じた国府高校と浴教授との高大連携活動は、2017年度から続けられています。

今年度は、2日間の日程で、遺伝子科学と遺伝子組換え、さらに組換え生物に関わるカルタヘナ法についての講義を受け、クラゲの緑色蛍光タンパク質(GFP)遺伝子を持つプラスミドDNAを大腸菌に導入する実験を行い、形質転換した大腸菌の特性(紫外線で発光する等)を観察しました。

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 このような高大連携事業を通じて,高校生の理系への関心がより高まればと思います。

 豊橋技術科学大学は,愛知県教育委員会と連携し,あいちSTEM能力育成事業「知の探究講座」を開講しています。

 「知の探究講座」は、自然科学や情報科学等の特定分野に関心が高く、より深く学ぼうとする意欲のある高校生に対し、連携大学(県内6大学)による先進的な理数教育に関する知識・技術を修得する講座を実施するものです。今年度の本学の講座は、「ロボットの動作原理を学ぶ」と題して実施しています。

 実験・実習講座は,7月30日(月)から11月17日(土)までに全8日間を予定しており,人間・ロボット共生リサーチセンター所属の教員指導のもと,第Ⅰ期ではLego Mindstormsを利用して,センサ,アクチュエータ,リンク,歯車などロボットの構成要素やプログラミングの基礎を学びました。


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次に数名毎のグループに分かれ,ロボットの構造・動作プログラムを検討し,実際に製作しました。


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最後にロボットコンテストを実施し,性能を競いました。

9月~11月開催予定の第Ⅱ期では,ロボットのコミュニケーション,視覚,遠隔制御の原理など,より先端的な内容を学びます。

【関連記事】
平成30年度 あいちSTEM能力育成事業「知の探究講座」が始まりました

 6月29日(金)に、建築・都市システム学系 都築 和代教授が愛知県立大府東高校にて講演しました。

大府東高校では2年生を対象に、学問に対して興味を持ってもらうこと、より具体的な進路目標を持ってもらうことを目的に、様々な大学から教員を招き「出前授業」を行っています。

聴講した学生からは

「自分の好きな分野について研究ができる環境があることを知った。」

「建築学の中でもさらに分野が分かれることが分かり、自分も具体的に考える必要があると感じた。」

「土木建築工学は設計などのイメージが強かったが、温度や湿度、都市の環境問題など生活に関するあらゆることについて学び、研究していることを知った。」

と感想があり、学習意欲の向上に繋がったと思います。

このような高大連携事業を通じて,高校生の理系への関心がより高まればと思います。

愛知県立豊丘高校の生徒が本学で実験実習を行いました。

 8月1日(水),2日(木)に、愛知県立豊丘高校の生徒が本学を訪れ、環境・生命工学系 浴 俊彦教授の指導の下、DNAの塩基配列(DNAバーコード)解析に関 する講義を受け、貝の分類実験を行いました。 このような実験を通じた高大連携活動は、豊丘高校と浴教授との間で2015年度より継続しているものです。

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今年度は、2日間、DNAバーコード法の原理、次世代シークエンサーを用いた大規模塩基配列解析についての講義を受け、PCR、アガロースゲル電気泳動法、DNA精製法と塩基配列決定法に関する基礎知識を学んだ後、6種類の貝試料からゲノムDNAとミトコンドリアDNAを PCRで増幅、塩基配列解析を行い、塩基配列の違いに基づいて貝の分類ができるか実験を行いました。

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参加した学生からは以下のような感想がありました。

・高校生ではできない貴重な経験をすることができ、とてもうれしく思います。

・普段経験できない大学の空気と器具を体験でき、貴重なことを覚えることができました。 学ぶ姿勢や大学の学問についても分かり、これからも学んだことを忘れずにいきたいです。

・学校ではできないような実験をさせてもらったり、器具を使わせてもらったり、とても貴重な体験ができました。内容は難しいものが多かったけど、一歩先の知識を得ることができでよかったです。

・学校にはないような実験器具で実験をすることができてとてもいい経験になった。今回の実験でうまくいかないことがあったので、それらの改善点を考え、次に生かしていきたいです。

・普段高校ですることのできない、大変貴重で高度な実験をすることができました。今回の実験ではうまく結果が出なかったものもありましたが、その点については今後十分に考察していきたいと思います。このような機会を与えてくださり、ありがとうございました。

参加した学生にとって有意義なイベントとなったようです。

このような高大連携事業を通じて,高校生の理系への関心がより高まればと思います。

【7月23日~7月27日】第38回集積回路技術講習会を開催しました

本学 電気・電子情報工学系では、社会人を対象とした集積回路技術講習会を毎年開催しており今年度で第38回を迎えました。本講習会は本学がかかげる建学の精神『産学共同』の一環として開催されており、大学では類を見ない充実した教育研究設備(LSI工場)と長年にわたって蓄積して来た数々の優れた教育研究成果を学外の方々に活用していただくためのものです。今年度は企業の技術開発者ら3名をお迎えし、集積電子システム工学分野の関係教職員と大学院生で7月23日~7月27日の5日間にわたり開催いたしました。

終了後、受講者からは、実際の半導体プロセスのイメージが具体的にイメージできた、今後の業務に活かせる大変有益な講習会であったとのご意見・ご感想をいただきました。

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開講式で挨拶する大西学長

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修了証書授与式        

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