2021年6月アーカイブ

6月30日(木)、本学建築・都市システム学系の松井智哉准教授が愛知県立大府東高校でオンライン模擬授業を行いました。

授業は、大府東高校の2年生を対象に、土木や建築工学に関する模擬講義を受けることで、大学でどのようなことを学ぶことができるかを知り、進路目標への動機付けとなるよう実施されたものです。

松井准教授は、本学の概要や特徴、また自身の研究専門分野である耐震構造についてスライドを用いて解説し、「地震に対して強い建物をつくるには、過去の被害状況、実験、理論を学ぶことが必要」、「知らないことを知ることは楽しいので、どんなことにも常に好奇心を持ってほしい」と、講義を聴講した生徒へ語りかけました。

コンクリート造建物の破壊実験や木造住宅の振動実験などの動画についても、興味深い様子で見入っており、生徒からは、「建物はただ建てるだけではなく、環境に合った建物や地震がきたときに、どれだけ耐えることができるかも必要になってくることがわかった。」「今回の授業を参考にして、進路を考えようと思った」などの感想が寄せられました。

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「東三河づくりミライ会議 in 豊橋技術科学大学」を開催しました

 「東三河づくりミライ会議 in 豊橋技術科学大学」が、621日(月)に開催されました。

愛知県、東三河の8市町村、東三河広域連合、経済団体、大学等をメンバーとする「東三河ビジョン協議会」(事務局:愛知県東三河総局)では、2040年頃の社会を展望し、東三河地域が一体となって2030年までに行う取り組みの方向性を明らかにする、次期「東三河振興ビジョン」を作成しています。

「東三河づくりミライ会議」は、学生(若者)の視点や専門的な知見を活かし、今生活している東三河地域の未来をこの機会に考えてもらい、「東三河振興ビジョン」へ反映するために開催されました。

今回は、本学の建築・都市システム学系の小野悠講師がまとめ役となり、11名の学生がオンラインで参加しました。

まず始めに参加者の簡単な自己紹介の後、愛知県庁東三河総局企画調整課職員の方により、東三河地域の現状と将来の見通しについて説明がありました。続いて、以下の3つのグループに分かれてワークショップを行いました。

A.移住・定住の促進と関係人口の創出・拡大策:人口減少、空き家・空き地の増加、地元若者の転出、コロナ禍による地方移住の高まり・新しい働き方の進展など

B.東三河の都市・まちの魅力の向上策:豊橋駅の百貨店撤退・再開発ビル、奥三河のまちの機能低下、商店街衰退など

C.未来技術を活用した地域課題解決・産業振興策:5Gの活用による課題解決、デジタル人材不足、スマート農林水産業など

本学学生は全国から集まることが特徴の一つで、今回愛知県出身の学生がいなかったため、東三河地区について知らない部分もまだまだ多い中、ワークショップでは、次のような意見が出されました。

・関心・魅力を感じるポイントは人それぞれだが、地域の魅力を発見してもらう情報発信の工夫が必要なのでは?

・地域の強み弱みを活かして、街の中心街には日常生活に必要なショッピングモール、一方で奥三河には非日常である観光による集客が有効では?

・また、SNSで発信したくなるような、若者が引きつけられる商品(例えば地域の農産物の加工品や観光コンテンツ)の開発をしてはどうか?

最後に、小野講師から、価値観の多様化に合わせたコンテンツの発信により、東三河地域の魅力を発見してもらうことが重要だというコメントがありました。

今回会議で得られた意見については、今後、次期「東三河振興ビジョン」に適宜反映される予定です。

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