3月4日(土)および11日(土)の2日間、市民大学トラム「身体の変化を科学する」を開催しました。
市民大学トラムとは、豊橋市教育委員会が連携し例年開催しているもので、今年度は運動による身体や心への変化、あるいは加齢による変化がどのような影響をもたらすのかを科学的視点から本学教員2名により実施されました。
開催形式は、新型コロナウイルス感染拡大防止を講じて、2年ぶりに大学会場にて対面講義、Zoomウェビナーによるオンライン講座および豊橋市内の16地区市民館をサテライト会場として同時配信しました。
第1回目は『運動は副作用がない薬』と題して、総合教育院 稗田睦子准教授の講義が行われました。
講座では、運動が与える身体への影響を、若年者と高齢者の動脈データ分析の結果をもとに違いを説明し、実証実験の結果からからだを動かすことは年齢にかかわらず投薬と同等の効果があると話しました。
第2回目は『聞こえは変わる』と題して、エレクトロニクス先端融合研究所 松井淑恵教授の講義が行われました。
講座では、聴覚のしくみをや年齢ごとの聴覚特性の違いをわかりやすく説明しました。加齢により聞こえは変わる要因を理解し生活してもらいたいと話しました。